シンエヴァ感想箇条書き:1.20

 

2021.3.8 17時の回で鑑賞して来ました。

 


・結論、落とし所は良かった(現実を地道に生きていこう)

・シンジの声優を変えたのも良かった

 ・あれが神木隆之介(要は瀧くん)なのはどうなんですかね。諸氏と色々議論してみたい

 


・風呂敷をほぼほぼ全て畳んだのが意外だった(エヴァなのに…。まあ、それが旧作と同じことじゃなく新しいことをやろうって意志の現れってこと?)

 


・BGM、曲は旧劇の方が好き(旧劇が良すぎるからか)

・戦闘シーンは長かったかな(まどろっこしい)

・旧劇EOEにあった実験感—アートアニメ成分というのか、マッドハウス成分というのか—をもっと長尺で見たかった(ちゃんとあるにはあったけどね)

 


・EOE挿入歌のTHANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-、Komm, süsser Tod(甘き死よ来たれ)がやっぱり滅茶苦茶良いと思うので、それとぱきっと対になるような感じで女性ボーカルで英詞や独詩の挿入歌を入れてくれたら嬉しかったなあ。

あとこの曲(若しくはそれと対になるもの)も欲しかったな…

閉塞の拡大

https://youtu.be/RPsemIopxFU

 

・全てが終わった後の世界にミサトは居るんかな。ユイとゲンドウ以外の皆んなは居る感じなんだろうか。ミサトさんのことは加持リョウジ(息子)が救ってやって欲しいな…

 

2021.3.8.記

 

・ていうか、シンエヴァのラストって明らかに『君の名は。』のオマージュですよね。これって凄いことだと思いません?

 

・作劇や演出や劇伴や挿入歌、即ちアニメーションとしてのクオリティが優れているということと、その作品が(より)重要な問題を投げ掛けているということは、別のことなのかもしれない

 ・そう考えると、自分にとっては前者が『EOE』『天気の子』で、後者が『君の名は。』『シンエヴァ』のように、直観的には思えてくる

 

2021.3.13.記

 

日曜日に二回目を見た後に北出さん・麻枝龍くんと色々楽しく喋った。その上で思った・気づいたことなど。

 

・初回色々書いたけど二回目を観ると尺や作画も音楽もあれが良いと思った

 

・あのカヲルを含めてみんなをケアする作品なのが良いね

 ・ケアとは、救済するわけじゃなくて本人が自分で気づくのを助けてあげてるだけだね

(トウジ・アスカ・レイ→シンジ、シンジ→ゲンドウ、シンジ・加持さん→カヲル、シンジ・ケンスケ→アスカ、シンジ→レイ)

 ・誰も取りこぼしていないよね、だから三度エヴァを締め括るのはみんなが笑顔で写った写真なんじゃないだろうか

 

 ・救うことじゃなくて助ける・助けられることが大事だよ、と言いたいのかもしれない

 

2021.3.16.記

 

参考資料的に、ネット上で確認できる庵野監督の旧エヴァ、ヱヴァ新劇、シンエヴァそれぞれの制作前の所信表明文のリンク。

 

■旧エヴァ

後編【ネタバレあり】漫画「新世紀エヴァンゲリオン」全巻感想。マリの秘密、エヴァ本来のテーマとは | オグヘイのチラシの裏 https://oguhei.net/2017/04/08/comic_eva2/

(●1巻巻末の所信表明文)

 

■ヱヴァ新劇時

庵野秀明総監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』所信表明 https://eva-fan.com/blog-entry-26.html?sp#SSTjqc2.twitter_responsive

 

■シン・エヴァ

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』及びゴジラ新作映画に関する庵野秀明のコメント https://bit.ly/2Pky1ye

 

2021.3.23.追記

 

 

・最後までユイは謎だった——受け売りだけど、母でありゲンドウを愛した女、くらいしか分からない——けれど、日に日にユイがエヴァの主人公と言うのは間違っているとしても、"エヴァ(ンゲリオン)"とはユイのことなのではないか(色んな意味で) みたいな気持ちになってきた

 

・ラストのVOYAGER〜日付のない墓標〜はユイの歌声のように聞こえる

 

私があなたと知り合えたことを

私があなたを愛してたことを

死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから

 

 ・(あのゲンドウを愛するって…でも、そういうものか)

 

2021.3.26.追記